サッカーブログは儲かるか?

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サッカーブログは儲かるか?

『サッカーブログは儲かるか?』

今回はこれをテーマに書いて参ります。

と申しますのも、私が運営しておりますこの「11人の群れ」もサッカーブログでございますし、しかも生意気なことにブログページにアフィリエイト広告のバナーをガンガン貼り付けておるわけでもございまして

アフィリエイト広告については、導入して約1年が経過するこの5月末時点で、実際にどの程度私が「稼げている」のか、それをいつも記事を読んで下さっている皆様にお知らせしてしまうことで、私がこれまでに書いてきた記事に対する数多くの批判・批難、その中に少なからず「アクセス稼ぎだろ?」といったご指摘が混じっているわけですが、それらに対してもそれなりのアンサーが出来るのではないかと。

では「サッカーブログは儲かるか?」この疑問に対する私なりの答え、それを先ず書いてしまいましょう。

ズバリ「サッカーブログは儲からない」のであります。

「11人の群れ」が1年に稼いだ金額

これからサッカーブログを始めてみよう。もしかしたらそれでちょっとしたお小遣いくらいは稼ぐことが出来るかも知れない。

こんな夢を描いておられる方には、本当にその夢をぶち壊してしまうようで恐縮なのですが、もう一回書きます。

「サッカーブログは儲かりません」

もちろん、そのやりようによって、或いは扱うテーマによっては、そこそこ稼ぐことは出来るかも知れません。

ただ、少なくとも「11人の群れ」のように、日本の国内サッカーを中心にテーマとして取り上げているようなブログであれば、それを書いている人が名のあるサッカージャーナリストであったとしてもなかなか厳しいというのが実情でしょう。

まあもっと言ってしまえば、もしそれで稼げるということであれば、私のブログなんて蹴散らしてしまうような強力なブログが国内サッカー界隈にも続々誕生しているはずなんです。

でも実際にはそうなっていない。つまり「金にならない」からやろうとする人がいないわけですが、これをもっとリアルに感じてもらう為に、私が約1年前「11人の群れ」にアフィリエイト広告を導入し、これまでに金額にしてどの程度の広告収入を得ているのか、それをここで告白してしまいます。

私が自らが運営するサッカーブログ「11人の群れ」で、この1年の間に得た広告収入の金額。

それは19,940円(5月27日時点)です。

19万じゃないですよ、1.9万です。2万円弱です!

この1年の間に、約200本の記事を「11人の群れ」書いてきました。

1本書くために最低でも3時間は費やしています。

そして、その記事を書くための「情報収集」にかけている時間はその数倍。時間だけじゃありません、交通費とかチケット代とか、おカネも結構使っちゃってますよ。

それでやっと2万円弱。

儲かってるか儲かってないかで言えば、100人中100人が「ものすごく儲かってない」と言うでしょう。

ブログで稼ぎたいならそもそもサッカーは選ばない

つまりここで何が申し上げたいかと言えば、「11人の群れ」の場合「アクセス稼ぎ=広告収入増」と言えるほどのマーケットにはそもそも存在していないし、この先その潮目が徐々に変わっていき「11人の群れ」による収入だけで生きていける時代がやってくるなんて、私自身がほとんど期待していないということです。

ただ確かに「アクセス稼ぎ」これについては、私も結構あざとい手を使わないわけではありません。

『そのブログ記事が読まれるか読まれないかの生命線は「記事タイトル」にある』

と言うのは半ばブロガー界隈での常識となっておりますが、私も少なからずそれを意識した記事タイトルを一生懸命考えたりもしています。

まあこれが「釣り」「煽り」だと指摘されてしまうのですが。

でもそうしているのは別に「広告収入を増やしたい」からでは必ずしもない。

だって、そこで例えば今の3倍にPV数が稼げたとしてですよ、それでもきっと1年で6万円弱くらいにしかならないわけですよ。

それにもし「ブログ運営」で月50万とか100万とか稼ぎたいのであれば、マーケットとしては脆弱な「国内サッカー」なんてテーマを選んでそのニーズを大きくしていこうなんてやらずに、本意でなくても‟エンタメ”とか‟グルメ”とか‟エロ”とか、そういう鉄板なテーマを選んで、記事も自分では書かずにクラウドソーシングを通して初心者ライターに二束三文で発注しちゃった方が確実なんです。

だけどそうしていないのは、私の中で「稼げないことは分かっているけれど書きたいこと」が国内サッカーに沢山あるからで、それを共感してくださる方、或いは反論して下さる方、いずれにせよ、そうして反応してくださる方の輪を広げていきたい、それによって日本サッカーの文化的深度を高めていきたいと、その思いがあるからに外ならないわけです。

世間でサッカーは関心を持たれていない=ブルーオーシャン

そして、私が今回こうして、恥を承知で「11人の群れ」稼ぎ出している広告収入金額を公開した理由は、単に「私は全然稼いでいませんよ!」と言いたかっただけでは決してなく、もう1つ非常に大きなポイントを皆様に認識して頂きたかったのでありまして、そのポイントこそが

「世間ではサッカーに関心を持っている人が物凄く少ない」

という当たり前過ぎる事実なのであります。

私のツイッターアカウントも、タイムライン上に流れてくるのはサッカーの話題ばかりです。

サッカーに関連するアカウントばかりをフォローしているので、そうなるのも当然です。

ただ世間一般の方々がサッカーの話ばかりしているかと言えば全然違うわけですし、実際に私の「完全無作為」でアカウントフォローをしまくっている「サッカーじゃない方」のツイッターアカウントのタイムライン上には面白いほどサッカーの話が出てきません。

こういう事を書くと「またサッカーのネガキャンをするのか!」と批難してこられる方もいらっしゃるのでしょうが、私はそれを全く逆の意味で捉えているわけです。

「世間ではサッカーに関心を持っている人が物凄く少ない」

これはつまり

「まだまだサッカーの伸びしろは多いにある」

ことを示してもいる。

日本サッカーの人気、関心度合いが既に飽和状態となっているのであれば、これ以上の発展を望むことは難しいですが、実情としては全然そうではない。

言ってみれば日本サッカーが見つめる先には「ブルーオーシャン」が広がっていると、物凄く楽観的ですが私はそう思っているのです。

だから「Jリーグスタジアムを満員にしなくてはいけない」「DAZNに依存しっぱなしでいいのか?」もネガティブキャンペーンをしようと思って言っているのではなく、むしろその先にある広大な青い海を見据えたポジティブキャンペーンをしているくらいの気分なのです。

ただこれも「サッカーブログでアクセス稼ぎ=カネ稼ぎしたいんだろ?」という認識を持ってしまっていらっしゃる方々、つまり「日本サッカーにはそれくらいのマーケット、経済力がある」と信じておられる方々には、なかなか理解の難しい話なのかも知れません。

そこで今回こうして「11人の群れ」が全然稼げていない実情を詳らかにして「世間ではサッカーに関心を持っている人が物凄く少ない」という実態、これだけは理解していただこうと、そう思ったのです。

まあ、それでも私はこう言われるのでしょうが

「稼げていないのはお前が運営しているからだろ!」

確かにそうかも知れません。

私が小栗旬やトランプ大統領だったら稼げていたかもね。

ただ残念ながら、小栗旬もトランプ大統領も日本の国内サッカーにそれほど関心は無いようです。

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