各都道府県天皇杯代表チーム決定大会はいつどんな風に行われているか(関東編)

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各都道府県天皇杯予選はいつどんなふうに行われている?

今回から数回に分けて各都道府県天皇杯予選がいつどんな風に行われているのか、それをひたすらにまとめていくシリーズに取り掛かってみようかと思ったのですが・・・・

取りあえずちょっと挫折してしまいました!

先ずは東京を含めた関東地方から、、なんて始めてみたものの、これが思いのほか大変な作業。

県のサッカー協会公式サイトに情報が進行形で掲載されていれば上等で、ほとんどの場合は前年度大会の結果が掲載されているくらいの状況で、それも結構「掘って」いかないと見つけることが出来なかったりで

「関東でこのレベルだとすると、このシリーズはちょっとヤバいなぁ」

と、生半可な覚悟で取り掛かかってしまうと、他のことが全く出来なくなってしまうような恐怖を感じ、今回は一旦「関東地方」だけを取り上げることに致しました。

ただ、東京都の天皇杯予選でもある「東京カップ」を取材していて

「このトーナメントにはリーグ戦とは違った醍醐味があるんだなぁ」

と、実感できたのは確かでしたし、時期的にも「待ったなし」な状況ではありますので、引き続き各都道府県の天皇杯予選大会の実態について、気にしていきたいと思っております。

【「天皇杯へ続く道」だけではない「東京カップ」の醍醐味とは?】コチラも是非覗いてみてください!

関東地方 各都県の天皇杯予選

東京都

2019年度東京都社会人サッカーチャンピオンシップ(東京カップ)

1次戦トーナメント参加60チーム(3チームが2次戦へ進出)2018年12月9日~2019年2月24日開催

2次戦トーナメント参加8チーム(優勝チームが東京サッカートーナメントへ進出)3月3日~3月17日開催

東京サッカートーナメント 例年4月~5月に開催

参加4チーム(JFL1、学連2、社会人1)

神奈川県

神奈川県社会人サッカー選手権大会

参加31チーム(優勝チームが神奈川県サッカー選手権大会へ進出)1月6日~3月3日開催

神奈川県サッカー選手権大会

参加10チーム(J3 2、学連4、関東リーグ3、社会人1)3月9日~5月11日に開催

千葉県

千葉県サッカー選手権大会

1次予選トーナメント参加70チーム(10チームが決勝トーナメントへ進出)2018年12月2日~2019年1月27日開催

千葉県サッカー選手権大会

決勝トーナメント参加13チーム(学連1、関東リーグ2、社会人10)2月3日~5月開催

埼玉県

埼玉県サッカー選手権大会(彩の国カップ)

決勝トーナメント参加47チーム(関東リーグ2、社会人44)1月13日~3月3日開催

東京国際大FCを除く上位2チームが大学2チームと天皇杯出場決定戦を行う いつやるのかご存知の方おられますか?

群馬県

群馬県サッカー総合選手権大会

参加19チーム(優勝チームが群馬県サッカー協会長杯サッカー大会に進出)2018年12月9日~2019年1月27日開催

群馬県サッカー協会長杯サッカー大会 ←やや謎めいている!!

参加6チーム(関東リーグ所属・群馬リーグ1部・総合選手権・クラブチーム選手権の各優勝チーム・大学連盟推薦)3月~5月開催

山梨県

山梨県サッカー選手権春季大会

参加12チーム(山梨県社会人サッカー連盟所属チームのみ)例年2月~5月に開催

栃木県

NEZASカップ栃木県サッカー選手権大会

1次予選会 参加24チーム※前年度(優勝、準優勝チームが決勝トーナメントに進出)2018年12月~2019年3月開催

決勝トーナメント参加4チーム※前年度(関東リーグ2、1次予選勝者2)例年4月~5月に開催

茨城県

茨城県知事杯サッカー総合選手権大会

参加35チーム(優勝チームが茨城県サッカー選手権大会に進出)2018年3月4日~2018年5月27日

茨城県サッカー選手権大会

参加7チーム※前年度(JFL1、学連2、関東リーグ3、社会人1)例年3月~4月に開催

思った以上に大会情報が少ない!

ざっと調べた感じなので、間違ってしまっている部分もあるかも知れませんが(もしございましたらご指摘下さい!)、県によってはその仕組みを理解するのが難しいケースも少なくなく、例えば群馬県の天皇杯代表チーム決定トーナメントである「群馬県サッカー協会長杯サッカー大会」などは、その出場チーム規定があまりに複雑過ぎていて、そこから「利権」の香りがプンプンしてきましたし、大会にスポンサーがついている栃木県なども、大会方式や出場チーム枠が頻繁に変わっているようで、主催している県のサッカー協会ですらその情報の公開スピードがそこに全く追いついていない印象を受けました。

まあ「東京カップ」も含めて、社会人サッカー連盟や都県協会の側には、そこで行われている試合に関心を持つ人たちなんていないだろう、という姿勢がありありと感じられて、それだけに「もうすぐ始まる大会」であるにも関わらずその情報発信がされていない実情に繋がっているのでしょうね。

ただ、それも仕方ないことです。

だって、社会人サッカーをフューチャーしたところで、現状はカネになりませんから。

山梨なら山梨学院高、群馬なら前橋育英、栃木なら矢板中央なんかが絡んでくる、高校サッカーの情報をコツコツ発信していった方が、県協会の人も「仕事している感」がアピール出来るはずですしね。

と、そんな皮肉めいたことを書くつもりは毛頭なかったのですけど、やっぱりこの現状はちょっと勿体ない気がします。

アンダーカテゴリーの社会人サッカーにとって、仮にも「天皇杯」っていうワードがくっついている予選大会は、ちゃんと報せることが出来てさえいれば、結構キャッチーなイベントであるはずなんですよ。

リーグ戦の場合は「最高に早くてあと〇年後」みたいな「Jリーグとの距離感」が語られますけど、天皇杯の場合は「あと〇回勝てばJクラブと対戦」なわけですから、実現するしないは置いておいたとしても、すぐに結果が出ますし、基本的にトーナメント戦ですので「うちに勝ったチームがどこそこに負けて、そこで勝ったチームが優勝して・・・」みたいな後追いも出来るわけじゃないですか。

まあ今シーズンに関しては

「各都道府県の天皇杯予選大会はなかなかに知られていない」

という実態が分かっただけでも、私の中で進歩があったと捉えようと思います。

でもそのうちに見てろよ!

県のサッカー協会に「いつ情報リリースするんですか?!!」って問い合わせしちゃう人が大勢出てくるように、アンダーカテゴリーサッカーの面白さを訴求し続けて

日本中の天皇杯予選大会が1回戦からやたらと話題になるようなサッカー文化を作っていっちゃうぞ!

追記

学連〇〇というのは大学連盟枠を指しています。

その枠を巡っても大学チームによる予選が存在している都県もあるのですが、今回はそこを意識的に省いております!

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