またしても「敵」を作ってしまった
連敗したり残留争いしたり降格したりすると 「説明しろ!」「謝れ!」 って声を上げるサポも少なくないけど
株主でもあるまいし、何でそんなに強気な態度を取れるんだろう。
勝負事であれば良い悪いはあるし、大抵はままならない事の方が多い
敗けるのが嫌なら毎年応援するチーム変えたらどう?
私のこのツイートに対して、思っていた以上の反応があったのだが、その多くが概ねこの主張に同意して下さっていると解釈はしているものの、一部の方にとっては到底受け入れられない「つぶやき」と取られてしまったようで、またしてもツイッター上で敵を作ってしまうことになった。
ただ、なにせ140文字という制限のある中での言葉なので、その中に収まるように無理矢理まとめてしまった感も否めない。
連敗したり残留争いしたり降格したりすると
「説明しろ!」「謝れ!」
って声を上げるサポも少なくないけど株主でもあるまいし、何でそんなに強気な態度を取れるんだろう。
勝負事であれば良い悪いはあるし、大抵はままならない事の方が多い
敗けるのが嫌なら毎年応援するチーム変えたらどう?
— 毛利 龍 @ラーテル (@ratel_net) November 5, 2018
であれば、折角こうしてブログという発信媒体を運営している張本人であるのだから、140文字とは言わずその20倍くらいの文字数で一本記事を書いてしまおう。
そうすればもしかしたら、図らずも「敵」となってしまった方々のうちの数人は味方についてくれるかも知れない!
私がこうして日々、日本サッカーのあらゆる事象に対して、あ~でもない、こ~でもないと書いているのは、何も小論文テストの練習をしているわけでも、死んだおとっつぁんに贈るものでも、便所の落書きの代わりでもなく(いや?これは少しあるのか…)私と同じように考える人を見つけたり、同じように考える仲間を増やしていきたいという、その一心なのだから、せめて自分のツイートの落とし前くらいは、便所の落書ききぶn…基、大真面目に述べておく必要もあるだろう。
とか書きながら、既に700文字に達してしまいそうな状況に!
皆さん、ここで読むのをやめないで!もう記事の3分の1くらいまでは終わってますんで!よろしくお願い致します!
2大ワード「説明しろ!」と「謝れ!」

ウチのネコちゃん 怒りの面
冒頭のツイートについて、これは今まさにJ2降格の危機にある我が柏レイソルのファン・サポーターに昨今見られるようになってきた数々のツイートや、ついこの間「勝ったのに残業」という、なかなか難解な哲学を我々に提示してみせたジェフサポーターによる白弾幕の文言、その他、Jリーグの長いのか短いのか分からない四半世紀の歴史の中で、度々目にしてきた「不甲斐ないチーム」に対する常套句として使われまくってきた
『(どうしてこんな情けない戦績になっているんだ、俺たちは毎週のように必死で応援し、カネも時間も費やしているのに、そんな俺たちの期待を裏切るような試合を何度も何度も繰り返しやがって!結果は変えられないのだからもういい。だが未来はまだ変えることが出来るかも知れない。でも今のままじゃきっと同じことを繰り返すぞ!これまでの総括と今後の見通しについて、クラブのそれなりに偉いやつが出てきて)説明しろ!』
と
『(もうね、毎度毎度、クソみたいな戦術見せつけられて、交代もハマらないわ、力は出し切れないわ、どうなってるんだよ。俺たちはお前らが勝つところが見たいの!だから毎試合応援に来てんの!ホームゲームはまだしも、新幹線や飛行機使ってアウェイまで乗り込んで、負けた時の俺らの気持ち分かってるのか?そこが札幌だとしてもカニを食う気にもならないし、そこが横浜だったとしても中華街に行く気も起らない。崎陽軒のシューマイ シウマイだってお土産に買う気分にならないわ!)謝れ!』
という2大ワードなのだが、そもそもクラブ側はそうした「説明しろ!」に対して満足いく回答を出来るわけもなし(クラブ収支、強化費の年別推移とか提示されてもね)、「謝れ!」については、加藤望監督はここの所、毎試合後に「申し訳ない」と記者会見でコメントしているので、それ以上のモノはもう出てこないのである。(当然ながら加藤監督がお詫びの印としてホワイト餃子を配るようなこともない)
敗けるのが嫌なら毎年応援するチームを変えたら

普段は目茶苦茶可愛い
そして、ここからが結構重要な部分なのだが、もうこういった「説明しろ!」「謝れ!」って、どの口が言ってんだ!?って話なんですわ。
「チケット代を払っている」=株主みたいなもの、こう拡大解釈されている方もおられますけどね、Jリーグの公式戦するために、運営費どんだけ掛かると思ってんだよ!って事なんですよ。
皆さんに安全で楽しいJリーグを持続的に堪能していただく為に、観戦は有料とさせて頂いてるんだよ!(地域リーグなんて会場まで駅から歩いて100分とか、トイレが選手用しかないとか、折角Jのスタジアムでやるのにスタンド観戦NGとか、普通にあるかんね!入場無料だけど)
それをあたかも「カネ払ってるんだから、文句の1つくらいは言わせろ」って、タチの悪いクレーマーかよ!って思うんでございますわ。
しかもその「文句」の中身がほとんど「チームが負けたこと」にあるというね。
あのね、サッカーってスポーツだから必ず「勝ち」か「負け」か「引き分け」っていう結果がついてくるわけ、映画やミュージカル観に来ているんじゃないんだから「筋書きのないドラマ」に文句言うってもう訳が分からないわ。って思いませんか。
だから私は「敗ける」ことが嫌で、それに対して文句を言いたくなるほど腹が立つのであれば、毎シーズン応援するチームを変えないと精神的に「もたない」んじゃない?という慈しみの心で
『敗けるのが嫌なら毎年応援するチーム変えたらどう?』
と書いたわけであって、これに対しても「なんと酷い捨てゼリフ!」「そんなことは言われたくない!」って来られたら、もうどうしていいやら。
「説明すること」「謝ること」をあたかも当然とするようなムード

彼女の寝床
いや、いいんですよ、ちょっとした愚痴や文句くらい言ったって、人間だれしも常に理路整然とはいかないものだし、私自身も全く柏レイソルに文句を言わないかって言ったら嘘になる。(でも本当にほとんど言わないです。というか、言いたくない気持ちが常にあります)
ただ、クラブが「説明すること」チームが「謝ること」を本気(マジ)で求めるような、あたかもそれが当然、当たり前とするようなムード、不可侵エリアに一歩踏み込んだ「説明しろ!」「謝れ!」は如何なものだろう。
と、そろそろ2400文字に達しようとしているので締めさせて頂くが、何となく雰囲気で「説明しろ!」「謝れ!」って言っちゃったファン・サポーターは、今一度自分の立ち位置を確認されたし。
時にクラブがモゴモゴと最悪のクラブ事情を説明したり、監督や選手が会見やSNSで謝ったりすることはあっても、これらは決して彼らが義務としてやっていることではない。
それに、これまでそうした説明や謝罪に触れて、スッキリと気が晴れたことなどおありか?
私のツイートを読んで賛同して下さった方々にとって、今回の記事は本当にお目汚しになってしまったと反省しているが、なかなか分かって頂けなかった方々に少しでも理解して欲しいと思って書きはじめながら、少々感情的な筆っぷりになってしまったことも申し訳なく思っている。
ほら?気分晴れないでしょ。