【関東社会人サッカー大会】戦いに敗れた選手たちの涙に感じたことを言わせて欲しい!

コミュサカ
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サッカーと涙 2つの記憶

皆さんはサッカーと接してきて涙した経験があるだろうか。

歓喜の涙、哀しみの涙、悔し涙、相手選手に削られ痛すぎて涙がポロリなんていうのもあるかも知れないが、それが選手であれ、見ている側、応援する側であれ、ピッチで起こるドラマに触れた時、人は感情が抑えられなくなってしまい涙する。

私のこれまでのサッカー体験を振り返ってみると、はっきりと思い出すことが出来る「涙」が2回ある。

ひとつ目は大学4年生の時の秋季リーグの最終節の時で、昇格プレーオフ進出を決めた時のことだった。

そのシーズン、私は膝を手術したこともあって(3度目の半月板損傷)リーグが開幕する直前までほとんどボールを使った練習をすることが出来ていなかった。

チームに対しても申し訳ない気持ちがあったし、何より怪我に負けそうになっている自分が嫌だった。

一時は「もうサッカーのことなど考えたくない」とばかりに、部屋に貼ってあったジーコやプラティニのポスターを剥がしてしまうほどに追い詰められていたので、それがプレーオフ進出という最低限の成果を得られた時に、全身の力が抜けるような感じになって、涙も鼻水もジョボジョボ出てきてしまい、自分でも少し笑っちゃうくらいに声を出して泣いていた。

もう一つは2002年の日韓ワールドカップの決勝戦をテレビで観た時のこと。

当時の私は日本でワールドカップが開催されることを嬉しいと思っていたし、それなりに楽しんでもいたのだが、その一方で

「本当にこの世界の祭典を日本なんかでやっちゃっていいのだろうか」

と言うような気持ちが常に心のどこかにあった。

それが優勝したブラジル代表チームの大喜びしている姿を画面を通じて観たことで

「あぁロナウドもリバウドもみんな本気で優勝を喜んでくれてる。良かったんだ、日本でやっても良かったんだ」

と不思議な安堵感を覚えたことで、一気に涙と鼻水がジョボジョボ出てきてしまい、またしても自分でも笑っちゃうほどに声を出して泣いていた。

こうやって振り返ってみると、私は比較的幸せな涙をサッカーによって流してきた人間だと言えるかも知れない。

(それとも哀しみの涙や悔し涙は、記憶から無意識に消去されてしまったのだろうか。ちなみに中学生の時の試合中に相手に局部を思い切り蹴っ飛ばされたことがあって、あの時は痛さと怒りで涙がポロポロ流れてきた。今でも蹴った相手のその瞬間の表情を思い出すとムカムカしてくる。ちょっと薄ら笑い浮かべていたんだよ!くそぅ!)

関東リーグ昇格が潰え涙する選手たち

ともあれ、サッカーに涙がプラスされると、それだけでそのシーンはどうしてもドラマチックな雰囲気に色づけされていく。

それが嬉しい涙であっても、哀しい涙であっても、人間がもつ「気」みたいなものがその空間に伝わっていくからなのか、人が涙している姿を見て涙する「もらい涙」なんていうのもあるくらいだから、涙の持つパワーたるや恐るべしといったところか(クラスで女子が泣き出してしまった時のあの空気は本当に恐ろしい)

そんな涙のパワーを関東社会人サッカー大会でも強く感じさせられた。

関東リーグ昇格を現実的な目標としてきた南葛SCが、それを東邦チタニウムによって阻まれてしまった瞬間に、選手たちの多くがひと目も憚らず泣いていた。

これはその次の試合で、品川CC横浜にPK合戦の末敗れたFC CASA FORTUNA OYAMAの選手たちにしても同じだった。

ベンチに戻った選手たちを迎える控え選手、チームスタッフの全員が言葉を発することも出来ず、そんな静まり返ったチームの中でそこに座り込み下を向いたまま涙を流す選手たち。

彼らは全員が立派な社会人で、もっと言えばプロのサッカー選手ではない。

私はそんな彼らを見ていて変な感心をしてしまった。

「大人になってもサッカーでこんな悔し涙を流せるなんて、やっぱりこの人たちのエネルギーは凄いわ」

だって考えてみてくださいよ。もちろん彼らはサッカーを普通の社会人に比べたら目茶苦茶高い頻度や強度で日常的に行っているとはいえ、日中は普通に働いていて、この関東社会人サッカー大会についてだって「休暇」を利用して出場しているわけで、そういう意味ではウィークデイにずっと仕事をしながら土日の過ごし方をワクワクしながら考えている普通のサラリーマンと重なる部分もあるわけですよ。

でも、普通のサラリーマンが釣りに行って「おけら」だったからと言って泣きます?キャンプで最高に美味しいカレーが作れたからといって泣きます?早朝ドライブで美しい海のさざ波を見て泣きます?ん?これは泣くか。でもこの涙はちょっと違う涙な感じがする…映画見て泣くヤツと一緒だ。

俺にも出来るのかな

ちょっと脱線してしまったが、つまり彼らはあんなに悔し涙を流すくらいに、そのチームで更なる高みを目指していたわけで、あんなに動けなくなるほどに、その目標に向けて多くの力をそこに注いできていたわけで、、、

このカテゴリーで戦っているサッカー選手の日常を分かってはいたつもりだったのだが、彼らの流すあの涙を見てしまったことで、それが一気に現実感を帯びて私にぶつかってきたように思えてしまったのだ。

高校サッカーで敗けたチームの選手たちが一様に「このチームで最後の試合になってしまったんで・・・」と泣いているのとは違う大人の涙。

勿論「このチームでは最後の~」という思いも少なからずあるのだろうが、それ以上に大人の男たちが背負ってきた様々な苦労や努力がそこに現れているようで、何というか少し羨ましくさえ思ってしまった。

『俺も「はじめてのおつかい」見て泣くんじゃなくて、彼らみたいな本気(マジ)涙流してみたいなぁ。でも出来るのかな?彼らみたいなエネルギー俺にあるのかな』

そんな「エネルギーみなぎる男たち」も涙する関東社会人サッカー大会もいよいよベスト4が出揃い、ここからは歓喜と哀しみの涙がさらに交錯する段階へと入っていく。

 

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