高原直泰の沖縄SV(九州リーグ)とクラウドファンディングそして仮想通貨

コミュサカ
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沖縄SVが監督招聘の為にクラウドファンディング

九州サッカーリーグ1部の沖縄SVが、クラウドファンディングで新監督招聘費用を捻出しようとしている。

沖縄SVと言えば、元日本代表の高原直泰が「代表」「監督」「選手」と3足のわらじを履いていることでも話題になってきたクラブだが、今シーズン昇格した九州リーグで上位につけ、来季のJFL昇格も現実的な目標となってきた中で、チームの在り方自体を次の段階へと移行させていく上での必要性を考慮しての経営判断もあったのだろう。

スタートからひと月足らずで既に目標額を超える資金が集まる

クラブの公式サイト上では、件のクラウドファンディングについて以下のように案内されている。

沖縄SVを応援してくださっている皆様へ

本日より沖縄SVはクラウドファンディングをスタートしました。今回の資金調達の目的は「新監督求む!」。

クラブオーナーとして髙原直泰が創設以来、監督兼選手としてトップチームを引っ張ってきました。皆様のおかげをもちまして、3年で九州サッカーリーグ入りを果たせております。いよいよ上位カテゴリーへの昇格が本格化します。

これをうけて、沖縄SVでは、来季は新しい監督を招聘し、髙原は選手に専念してチームとして更なる高みを目指す決断を致しました。
高原が3年間監督としてやってきた考え方を踏襲して、信頼できる監督を据えてJリーグ入りへの体制を強化します。

リターン商品として、沖縄SVがお手伝いをしている農園で育てたマンゴー限定100箱や、テレビCM出演など多彩なメニューを用意いたしました。
マンゴーについては旬の一番美味しいマンゴーをお届けすべく、7月20日(金)〆切で、21日(土)より順次皆様へ発送致します。何口でもご支援いただけます。

新体制で新しいステージに向けた皆様のご期待に応えていきます。沖縄SVの本気の挑戦に、是非ご支援を頂きたくお願い申し上げます。

沖縄SV公式サイトより引用

リターン商品のマンゴー効果もあってか(10000円と15000円の”タカマンゴー”コースは現在在庫切れ状態)既にこのプロジェクトの目標金額である300万円を遥かに超え、215人の支援者から424万円の資金が集まっているという(8月2日時点)

このプロジェクトは9月いっぱいが期限となっているので、少なく見積もってもJFLクラブの監督に対して支払う年俸の半分くらいは十分に賄える金額が集まりそうだ。

「地域性」を抜きにした支援者集め

沖縄SVは昨シーズンも「選手強化費」と「選手育成費」を名目にクラウドファンディングでの資金集めをしており、その際は363人の支援者からおよそ378万円を集めることに成功している。

県リーグから九州リーグ、九州リーグからJFLと、クラブの所属するカテゴリーが上がっていけば、当然ながらそこで必要な運営資金の規模も変わっていく。

特に沖縄SVが来シーズンからJFLに所属することになれば、S級指導者ライセンスを持つ監督を迎え入れる必要があるので、未資格者の高原が監督を務めている沖縄SVにとって監督交代は不可欠だ。

九州地方だけを開催地とする九州リーグから、全国規模のJFLへと昇格するのだから、遠征費用も跳ね上がるだろうし、全試合有料試合が義務付けられている以上、ホームゲームの運営に際してもしっかりと赤字状況に耐えうる経済的体力も必要となっていく。

沖縄という、経済的にも決して恵まれているとは言えない地域をホームタウンとすることは、ライバルも少ない分、クラブに対して賛同し支援をしてくれる人や企業がどれくらい現れるかについては、非常にシビアな環境があるのだろうし、そうした背景があるからこそ、沖縄SVもクラウドファンディングというスタイルでクラブの運営資金を調達する判断をしているのだろう。

ただ私は今回の沖縄SVの様に、「地域密着」といったJリーグを目指すクラブが持っていて当たり前とされている価値観とは一見相反するような「地域性」を抜きにした支援者募集方法が、今後他の地域リーグやJクラブにも波及していくように思う。

近い将来ユニフォームの胸には仮想通貨のQRコードが?

沖縄SVの場合は、高原直泰という圧倒的なネームバリューがあるからこそ、地域リーグに今シーズン昇格した段階のクラブでありながらも、2年で1000万円に迫る資金を一般から集めることが出来ている訳だが、世間に注目されるような「付加価値」をクラブ側が提供出来てさえいれば、そのクラブが経済的に恵まれていない地域をホームタウンとしているクラブであっても、広い範囲からある程度の資金調達はクラウドファンディングでも可能だと言うことも出来る。

また、その手法はクラウドファンディングだけに限らず、クラブの付加価値創造次第で、地域の民間企業からのスポンサード、地方自治体からの経済支援といったこれまでのJクラブ経営における運営資金集めに欠かせなかった要素以外に、新たな収益基盤を作ることも可能だし、そうした新たな収益基盤こそが「新たな市場開拓」に直結する道ではないかと感じている。(イニエスタが神戸へ移籍したことで、カタルーニャには神戸のレプリカユニフォームに対しての需要が高まっているそうだが、海外からオンラインでJクラブのグッズを購入出来る仕組みを作れば、新たな収益基盤が出来るとともに、Jリーグの価値も高まっていくと思うのだが、それは難しいのだろうか)

将来的に沖縄SVのユニフォームの胸スポンサーに「沖縄電力」とか「沖縄銀行」がデカデカと記されている可能性もあるが、全く違った概念の広告、例えば仮想通貨のQRコードがデカデカと記されていて、世界中から投げ銭で資金集めをしてしまうとか、それまで絶対に集めることが出来なかった資金をクラブ運営に活かしていくような流れが生まれると、サッカーだけでなくあらゆるスポーツ、エンターテインメントの在り方が大きく変わっていくように思う。

いや、もしかしたら、地方財政そのものの力関係も変わってしまうかも。。

 

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2017年9月から、私が開設しているブログがあります。

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こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。

 

 

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