一平くん(愛媛FC熱烈サポーター)ロシアW杯で世界の人々に発見される

W杯ロシア大会
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ロシアへ渡った一平くん

ロシアを舞台とする日本代表チームの活躍とともに、愛すべき「Jリーグサポーター」が世界の人々を少々困惑させながらも、1つのトピックスとして話題を振りまいているようだ。

彼の名前は一平くん。

Jリーグを良く見ているサッカーファンにとってはすっかりお馴染みとなっている「カエルくん」だ。

多くのJリーグクラブマスコットが何らかの動物をデフォルメした容姿をしていたり(動物がモチーフにされていないマスコットもいるが)するのに対して、J2愛媛FCの「熱烈サポーター(準マスコット)」である一平くんは、本当のカエルがそのまま人間と同じくらいの大きさになり二足歩行しているようで、一種独特な「キモかわいさ」を醸し出し熱烈なファンも多いが、彼が前回2014年のW杯ブラジル大会に続いて、今大会の日本代表の初戦である対コロンビア戦を応援するためにロシア遠征を行っていた。

私はつい先日にフクダ電子アリーナで行われたJ2リーグ「ジェフ市原・千葉 VS 愛媛FC」を観戦した際に、愛媛FCのゴール裏サポーターエリアで自らが描かれた大旗を激しく振っている一平くんを目撃していたので、何だかよく知る友人が突然にしてロシアに現れたかのような錯覚に陥ってしまったが、やはりそこは日本サッカーが誇るクラブマスコット界の異端児として、一平くんはロシアで大いに躍動していたようだ。

 

ロシアから伝わる一平くんの秀逸なツイート

私は一平くんのTwitterアカウントもフォローしているので、彼がどうやらロシアへ向かっているという情報を本人のツイートによって知ることになった。

そして、頻繁に放たれる一平くんのツイートによって、彼が日本代表の試合が行われるサランスクへ向かっていることも伝わってきた。

道中で綺麗なロシア娘とツーショット写真を撮ったり、移動でもの凄く小さく「パッキング」されたり、パッキングで変形した身体にあんこを詰めて矯正したり、常に「一歩先」を行くJリーグマスコットとしての在り方を一平くんが世に説いていく中で、日本代表の試合をテレビ観戦する頃になると、日本サポーターのいるスタンドの光景が映し出される度に、そこに一平くんの姿があるはずだ。と、目を凝らして画面を注視するように私はなっていた。

そしてついに、青く染まるスタンドの一端に小さく映る緑色を見つけた時には、まるで古くからの友人をそこに発見したかのような幸せな気分を得ることが出来た。

世界から一気に注目された一平くん

NHKの試合中継では、ほんの一瞬しか確認することが出来なかった一平くんだったが、やはり世界中の人の注目が一心に集まるW杯スタジアムに出没したことで、予想外の認知のされ方をしていった。

日本代表の勝利を伝えるニュースを配信した米国メディア(SB nation)は偶然撮影された一平くんの姿に対して「what is that(あれは何ですか)」とツイートし、「frog(カエル)とgecko(ヤモリ)」の二つの選択肢を用意してアンケートを実施。その後も相当に一平くんを好きになってしまったのか「Japan’s existential frog mascot is the secret best part of the World Cup(日本に実在するカエルのマスコットは、ワールドカップにおけるシークレットベストだ)」というタイトルで特集記事を配信した。

またあのアイアン・メイデンが公式Twitterで「エディが行方不明になった。彼は少しワールドカップのことを気にしていたので、彼が変装している可能性があるのではないかと我々は心配している」と一平くんの姿と共にツイートし、一瞬にして200万人を超えるフォロワーに一平くんの存在が知られることになった。(こうした中で一平くんのTwitterアカウントへのフォロワーが激増したからか、一時アカウントが凍結されるという事態にも)

既存メディアであればこれほど瞬発力のある情報伝播の仕方はあり得ないのだろうが、つい1週間前にはフクアリのゴール裏で旗を振っていたマスコットが、サランスクのスタンドで日本代表を応援したことで、一気にその知名度を上げ、世界の人たちにも愛される存在となってしまったのだ。

 

これぞまさに「Jリーグマスコットによる世界戦略」

今シーズンのJリーグが開幕する直前に行われた宇都宮徹壱さん主催の「Jリーグマスコットを語り尽くす!」というイベントで、氏は「Jリーグマスコットによる世界戦略」を提言されていた。

世界にも類をみない日本のサッカーマスコット文化、実力のあるプレイヤー以上に欧州のサッカーシーンで、マスコットたちが活躍する可能性が十分にあるという主旨で語られたこの提言に私も強く同感した。

Jリーグスタジアムには、マスコットに会えるからという理由だけで毎試合通うファンもいる。

そこまでいかないにしても、私の知る限りでは、試合前のスタジアムにマスコットが不意に現れると、そこには笑顔が溢れ、どんどん人が集まってくる。

一平くんがロシアへ行くのは相当に大変な苦労があるのだろう。それは我々一般の「人間」には想像も難しい。(以前、グルージャ盛岡のキヅールは新幹線に乗れると聞いたことがある)

ただ、今回一平くんがロシアへ、日本代表の試合が行われたサランスクへ行ったことで、彼は日本サッカーにとって最高の営業マンになったはずだ。

これをより組織的、かつ計画的に、マーケティング的見地も後ろ盾にした上で日本サッカー界が積極的に取り組んでいったら、世界はどんなリアクションをしてくれるだろう。

一平くん以外にも日本サッカー界には魅力的なマスコットが沢山いる。

ツエーゲン金沢のゲンゾイヤーやヤサガラスは然り、先に触れたキヅールもかなり訴求力が高い。FC東京のドロンパのダンスはキレキレだし、ヴァンフォーレ甲府のフォーレちゃんに至っては巨乳キャラだ。

日本のサッカーの将来を考えた時に、それは何も最先端の戦術を実践出来るだけの人材を育成することだけに限らないはず。

もしかしたら香川や本田よりも一平くんの方が知名度も人気もある時代はすぐそこまで来ているのかも知れない。

 

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