カメラ初心者の私がブログで試合会場を撮影した画像を使おうと思った理由

コラム
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私がまだフラワーデザイナーとして働いていた時、クライアントとのコミュニケーションスキルを向上させるための社内セミナーに通っていた時期があった。

この時のセミナーで学んだことを全て記憶している訳ではないが、毎回のように大きな気づきを与えてもらっていた事だけは強く印象に残っている。

中でもクライアントを4つのタイプに分類し、それに応じたコミュニケーション方法を見いだすカリキュラムについては、自分のこれまでの人付き合いにおける他者との会話が、いかに独りよがりなものであったのか、それを思い知らされたような気がしてハッとさせられた。

Driving(現実派)・Expressive(感覚派)・Amiable(協調派)・Analytical(思考派)

ほとんどの人は上に書いた4つの「ソーシャルスタイル」に分類されると言われていて、それぞれのタイプの特性を理解することで、より効果的なコミュニケーションを図ることが出来るとする講義の中で、同じことを伝えるにあたってもそれを受け取る側の「ソーシャルスタイル」によって「響く」場合と「響かない」場合とがある。一聞するとそれは当たり前に思われるかも知れないが、当時様々なクライアントと打ち合わせする機会の多かった私にとって、実感として「納得」出来る内容でもあった。

「現実派」タイプのクライアントは「結論」を求め、「思考派」タイプのクライアントは「分析する為の裏付け」を欲しがる。

私自身のコミュニケーションスキル向上に結びついたかどうかは別として、現在に至っても時に立ち止まって自身の行動を振り返るきっかけは与えてくれている。

 

ブログに自分で撮影した画像を載せる

全国自衛隊サッカー大会の模様

 

と少々前書きが長くなってしまったが、私が何故このようなことを書いたかといえば、これがブログやSNSでのコミュニケーションにおいても同じことが言えると思っているからだ。

最近私は一眼レフのカメラを購入して、行った先々のスポーツの現場をなるべく撮影するようにし始めた。

私自身はカメラ撮影の経験もなく、特にそれ自体に強い興味があるわけでもないが、ブログがより多くの人々の目に触れる機会を作っていく為、そしてそこで少しでも「訴求力」を高めていく為に現場で撮影した画像が必要だと思ったことがきっかけであった。

先に書いた「ソーシャルスタイル」と同じように、「文章」だけでは伝わりにくかったことも、そこに「画像」が入ることでスムーズに伝わっていくかも知れない。もちろんそれだけでは全く不十分ではあるのだが、少なくとも「文章一本」でやっているよりはマシだろう。そんな思いだった。

出来るだけ「撮られていない現場」で撮影した「画像」の訴求力

空自厚木マーカスのユニフォームはdesporte(デスポルチ)

 

さらに言えば、なるべく「画像情報」が少ない分野を取り上げることにも意識を置いた。

私がJ1リーグや日本代表の試合をカメラで撮影したところで、そこには「情報」としての価値はないようなもの。であれば、撮影された画像の絶対数が少ない現場にこそ「情報」としての価値があるはず。

こうしたポリシーを以て、カメラ撮影をするのは専ら地域リーグや下位カテゴリーが中心になっている。

関東リーグや東京都リーグなど、これまで文字情報でしか受け取ることが出来なかった人々に対して、私が現場で撮影した画像が何らかの思いを生み出し、それが次のアクション(試合会場へ行って見ようなど)となってくれれば、これ以上ないような喜びであるし、僭越ながら、私が撮影した画像がこうした「陽の当たらない場所」にあるサッカーを照らす一助になればという思いも、積極的に現場でカメラ撮影を行っていく上での大きな動機つけとなっている。

必ずしもリーグやチームが「カメラ撮影」に協力的ではない場合も

横断幕なども撮影したくなるもののひとつ。

 

ただ、こうしてサッカーの試合の撮影し始めて、意識を改めさせられたこともある。

中でもリーグやクラブが、一般カメラマンの試合撮影に対し決して協力的ではないという事実については、戸惑うことも多い。

もちろん、個人が撮影した画像であろうとそこに写る人物には肖像権があり、その画像がネット上にアップロードされることによって何らかの不利益を与えてしまう可能性については、常に意識を高く持つべきであるし、その判断を慎重に行うのは当然のことである。

FC町田ゼルビアのホーム野津田で、一眼レフや望遠レンズを使用しての試合撮影を禁じるという情報が発表された。

この件に関しては後日禁止事項の修正がされ、周囲の観客に迷惑を掛けないことを条件に撮影行為自体は容認されることになったが、一旦とはいえJリーグクラブがスタジアムでのカメラ撮影行為を禁じるという判断を下したことに対しては、残念な気持ちにもなった。

全てのカメラ撮影者が善意のかたまりだとは私も思ってはいないが、彼らが撮影した画像は広く世間に拡散していく可能性を秘めているのも事実だ。

こうした中で、決して良き方向にそれが作用しない場合もあるだろうし、実際になでしこリーグなどは、女子選手たちを「性の対象」とするような良からぬ扱いをされた過去があったことから、スタンドで一眼レフや望遠レンズを使用しての撮影は一切禁止されている(私はこのルールを知らずに先日観戦したなでしこリーグの現場で堂々と望遠レンズで撮影をしてしまい、その時は何も言われなかったが、少なからず不快に思われていた方もいたかと思うと申し訳ない気持ちで一杯だ)

 

「刺さる」情報の芽を摘んでしまうのは勿体ない

 

ただ、それが実際に不利益を被った経験のあるなでしこリーグであったとしても、多くの人々にその存在を知ってもらう上で、試合画像や選手のプレー画像が多くの人の目に触れる機会が創出されるチャンスの芽を簡単に摘んでしまうのは、かなり勿体ないことであるとも思っている。

観客の数が多くなるとそれを統制するのは非常に難しい部分もあろうかと思うが、事前登録制度などで、撮影者と発信者の特定をしやすくするだけでも、一定の効果は見込めると思うのだが、これはあまりに甘い考えだろうか。

いずれにせよ、世間の注目を十分に集められていないカテゴリーのサッカーについては、その情報発信についても、あらゆる手法を試すことでそれが「刺さる」人の数は確実に増やすことが出来るはずだし、そのひとつの方法として「画像情報」が持っている意義は大きいと私は実感している。

今後私はカメラマンになろうなどとは少しも思っていないし、画像そのもののクオリティで勝負できる腕も機材も持っていない。ただ、そこに行ったからこそ見ることが出来たもの、多くの人に見て感じてもらいたいもの、そうした物事を行く先々のサッカー場から見つけて、それをカメラで撮影するという行動は継続していきたいと思っている。

 

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日頃あまり人の目に触れることの多くない下位カテゴリーの試合画像を中心に、私が試合会場などで撮影した画像をまとめたPHOTO GALLERYです。

 

私が撮影したJ.LEAGUEのフォトギャラリーです。基本的にJ2リーグ、J3リーグのみをまとめてあります。

 

首都圏、関東圏を中心にJリーグから都県リーグまでの試合日程を記したカレンダーを作成しました。是非とも現地観戦のご参考に!

2017年9月から、私が開設しているブログがあります。

ブログタイトルは「ラーテル46.net」

こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。

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