【ジェフ市原・千葉】「フクアリから秋津へ」なでしこリーグへハシゴして感じたこと

Jリーグ
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GWは素晴らしい。

1年の中でも最も過ごしやすいこの季節に、毎日何処かしこでサッカーを見ることが出来る。

「今日は何処へ行こうか」こうした嬉しい悩みが続くこの期間は、インプット作業が若干飽和状態になりがちで、それをアウトプットする所にまでなかなか頭が回らない。

それでも自分なりに何とかその成果を表現してみようと、現場観戦する「意義」を見いだして行先を選択するようにしているのだが、大抵は「勢い」に任せて現場へ向かってしまうのだ。

 

「結局は」フクアリに行く

 

この日私が選んだ行先はフクダ電子アリーナで行われたJ2リーグ「ジェフ対ファジアーノ岡山」戦。

サッカー専用スタジアムであること、ジェフというチームの「完璧でない」部分に魅力を感じていること、そして何よりも私自身が千葉県内で暮らしているので、日立台の次にフクアリが行きやすい場所であること、こうしたいくつかの理由もあって「結局はフクアリ」となってしまうことも多い。

今回の行先がフクアリになったのも、こうした「結局は」に分類されるケースに近く、対戦相手のファジアーノ岡山がその時点でJ2の首位チームであったことは、それほど大きな動機になっていない。

ここ最近、フクアリでの「定位置」となりつつある「ホームコーナー席」に喜作のソーセージ盛りと共に向かえば、目前には迫力のあるゴール裏サポーターを眺めることが出来、試合前のウォーミングアップやハーフタイム、そして試合終了後と、選手たちの姿を最も近い距離で見ることが出来る。

 

ポッカリ空いた時間を埋めたのは「なでしこリーグ」

 

この日はジェフの戦いぶりも素晴らしく、まさに全くストレスを感じない「サッカーが愛されている空間」を満喫することが出来た。

しかし、この試合のキックオフ時間は13時。いつもより少し早い時間帯に試合が終わってしまったことで、ジェフサポーターでもない私には、試合の余韻を噛みしめるのには少し長い時間がポッカリ空いてしまった。さてどうするか?そんなことを思っていた時にいいタイミングでこんな館内アナウンスがあった。

「16:00より、習志野市秋津サッカー場にてジェフレディースのなでしこリーグ公式戦が行われます。皆さんジェフレディースの応援もどうぞよろしくお願いします!」

この4月からネーミングライツされたことで「第一カッターフィールド」と呼ばるようになった秋津サッカー場は、蘇我駅から20分もかからない京葉線新習志野駅から歩いていくことが出来る。急いで行けば前半の途中くらいまでには到着出来るだろう。

朝の時点では、まさかなでしこリーグを観に行くことになるとは考えてもいなかったが、帰路の途中で道草をくったと思えばいい距離感だし、行って見るか。

そんな軽い気持ちで私は生まれて以来初めての「なでしこリーグ観戦」をしてみることに決めた。

 

ピンク色があしらわれたユニフォームを身につけているサポーターたち

 

到着すると試合は前半の丁度半分くらいまで進んでいた。

ピッチの片側だけに建てられているスタンドには、思った以上に大勢のジェフサポーターが集まりチャントを叫んでいる。

その中には私と同じようなフクアリからのはしご組も少なからずいたはずだが、彼らの着ているユニフォームをよく見てみるとジェフの蛍光イエローではあるものの、背番号がピンク色で入っているのに気がついた。

ジェフレディースのユニフォームは、Jリーグを戦うジェフのユニフォームとほとんど同じデザインだが、スポンサーロゴと背番号の色が違っていて、女性的な色使いがされている。

サポーターの多くは男性サポーターだが、彼らはレディースの選手たちが身につけているピンク色があしらわれたユニフォームをちゃんと着ているのだ。

彼らの多くはジェフレディースの試合にいつも応援で駆けつけているのであろう、彼らのチャントや声援を聞いているだけで、ジェフレディースのどの選手が重要な選手であるのかが十分に理解出来た。

そしてそんな彼らの存在から、私はジェフレディースとそのサポーターが生み出している関係性について、Jリーグの可能性の一部を見いだしたような気がした。

 

Jリーグにはない「選手とファンの距離感」

チーム備品をワゴンに積むのも選手たち

 

試合が終わると、それまでスタンドで声援していたファンやサポーターが、選手達と非常に近い距離感でコミュニケーションを取っていた。

あるサポーターは我が娘に声を掛けるように、またあるサポーターは親しい友人に声を掛けるように、ちびっ子サポーターはいつも遊んでもらっているお姉さんに声を掛けるように。

実際に選手の家族や友人もいたのだろうが、とにかくJリーグでは考えられないほどに選手との距離が近い(もちろん物理的な意味ではなく)。

この日の観客は500人程度で、その観客数だけで言えば、この試合が国内女子サッカーのトップリーグであるとはいえ、男子の地域リーグと変わらない規模。

関東リーグでも選手とサポーターの距離の近さを感じることが多いので、なでしこリーグにもそうした世界があるのも当然といえば当然なのかも知れないが、ひとつだけ大きく違っていることがある。それはこのチームがJリーグクラブの傘下にあるということだ。

Jリーグのジェフユナイテッドのファン、サポーターにとっては、彼女たちとコミュニケーションを図ることで、ジェフというクラブをより身近なものとして感じることが出来ているのではないだろうか。

自分が応援する憧れのクラブに関わっている選手たち、中にはジェフのクラブ職員をしている選手もいるかも知れない、そんな彼女たちと交流することがジェフレディースを応援する強い動機になると同時に、Jリーグを戦うチームへの思いもより一層強いものにしていく。

 

「なでしこ」の為であり「Jリーグ」の為でもある

 

そんな「構図」が想像出来た時に、私は柏レイソルに女子チームが存在しないことを少しだけ残念に思った。ジェフのサポーターが自分の知らない世界、想像すらしなかった世界でJリーグクラブを楽しんでいる。もはや嫉妬にも近い感情が湧き出てきそうだったが、この発見はありがたかった。

現在なでしこリーグに参戦しているチームの中で、Jリーグクラブの傘下、あるいはリレーションシップの存在するチームはジェフレディースの他に、アルビレックス新潟レディース、浦和レッズレディース、日テレベレーザ、ベガルタ仙台レディース、AC長野パルセイロレディース、セレッソ大阪堺レディース、横浜FCシーガルズの7チーム。

少なくともこれらのチームの試合会場では、私がジェフレディースの試合会場で感じたような世界が存在している可能性は高い。

私はなでしこリーグの目指すべき方向性のひとつとして、Jリーグとの連動性をさらに高めていってもいいのではないかと思った。そうすることが、なでしこリーグへの注目度を上げるだけでなく、むしろJリーグクラブ側により多くのメリットをもたらせるようにも感じる。

試合日程を合わせたり、試合会場を共有するのが難しかったとしても、イベントを共催したり、コラボグッズを企画したり、そうした取り組みは既にされているのかも知れないが、それをより「ファン目線」に立って考えるだけで、そのコンテンツは大きく変化していくだろう。(もちろん、私のように館内アナウンスを聞いてはしごする人もいるかも知れないが、それほど強力なフックではない)

そしてこういう時こそ、彼女たちの「世界チャンピオン」という経歴をフルに活用すべきだ。

 

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日頃あまり人の目に触れることの多くない下位カテゴリーの試合画像を中心に、私が試合会場などで撮影した画像をまとめたPHOTO GALLERYです。

 

私が撮影したJ.LEAGUEのフォトギャラリーです。基本的にJ2リーグ、J3リーグのみをまとめてあります。

 

首都圏、関東圏を中心にJリーグから都県リーグまでの試合日程を記したカレンダーを作成しました。是非とも現地観戦のご参考に!

2017年9月から、私が開設しているブログがあります。

ブログタイトルは「ラーテル46.net」

こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。

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