全日本フットサル選手権決勝 名古屋 ヴァルチーニョをプロレス風実況で煽れ

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以前このブログで「Fリーグはプロレス化せよ」という私の主張を記事にしたことがあったが、駒沢体育館で行われた「第23回全日本フットサル選手権大会」決勝を観戦したことで、その思いは一層強いものとなった。

と言っても、以前の記事の中で私は「フットサルはその競技性の追求だけをしてはいけない」といった主旨で、フットサルという競技そのものだけではプロリーグ、興行として成立させるのは難しいのだから、プロレスばりの「演出」によってそれを補い、アリーナスポーツの最大の利点である密閉された空間をフル活用すべく、これでもかというDJの煽り、それに乗っかる観客たちの作るムードによって「Jリーグ」を追従するようなリーグ運営からFリーグが脱却していく必要があるといったことを書かせていただいた。

https://twitter.com/AbemaTV/status/972430311064666112

アリーナ席から見たフットサル

追撃のゴールを決めて吠えるシュライカー大阪22番佐藤亮選手

しかし、今回「その思いを一層強く」した理由は、私が「それほどの魅力がない」と斬り捨てていたフットサルの競技性に改めて触れたからなのだ。

私はこの決勝戦をコートに最も近いアリーナ席で観戦した。

前回Fリーグの優勝決定戦を観戦した際は、試合開始時間ギリギリに会場に到着してしまったこともあってコートから最も遠い席でゲームを見ていたので、そこにあった光景と試合映像などで良く見る光景との間にギャップを感じることはなかった。

しかし、アリーナ席から見るフットサルは試合映像で見るフットサルとは明らかに違う。

コートからほんの数メートルしか離れていない位置であれば、当然ながら選手たちの息づかい、ぶつかり合ったときに生じる衝撃音、キックされたボールのスピード感、そうしたあらゆる要素がダイレクトに伝わってくる。

選手達の戦いをあまりに間近で見ていることに、むしろ危険すら感じる。

そんな危険とも思えるような距離で日本最高峰のフットサルを見ていたことで、今まで全く感じたことのないフットサルの真の姿を感じることが出来た。

フットサルの真の姿

私が感じたフットサルの真の姿。それは大きく2つ挙げることが出来る。

①「フットサルは駆け引きが連続するスポーツ」

「駆け引きの名手」名古屋オーシャンズ10番ヴァルチーニョ選手

ひとつ目は「フットサルは駆け引きが連続するスポーツ」だということ。

フットサルといえば、その独特のボールテクニックが注目されることも多く、フットサル選手といえば「技巧派」「テクニシャン」というイメージを私も持っていた。

しかし、間近で日本トップクラスの選手たちの真剣勝負を見たことで、そのイメージは私の中で大きく変わった。

コートに立つ全ての選手があらゆる駆け引きをしているのだ。チームとしての攻撃パターン、ディフェンスパターンなど、戦術的な駆け引きだけではなく、選手ひとりひとりがゲームの状況に合わせ、あらゆる駆け引きを行っている。

特に両チームの外国人選手たちの駆け引きは、それを見ているだけでも十分に楽しめるレベル。中でも名古屋オーシャンズの背番号10番ヴァルチーニョ(ブラジル)は本当に「面倒臭い」選手だ。

彼はとにかくレフリーに対して常に何かをアピールし続けていた。危険なスライディングでファールをしているのに、あたかも自分がファールされたかのような態度を取り、間を置きたい時にはフロアモップで床を拭くことを求める。微妙なジャッジがされればすかさずそれに対して抗議し、そうかと思えばレフリーに日本語で「ごめんなさい」と神妙な顔つきで謝ったりもしている。

ズングリとしたその体形がどことなくディエゴ・マラドーナを彷彿とさせ、その動きの一つ一つがコミカルにも見えてくるのだが、私はすっかりヴァルチーニョのファンになってしまった。

日本人選手達もヴァルチーニョほどあからさまではないものの、マッチアップする相手選手を牽制してみたり、ヴァルチーニョの域に達している選手はいなかったが、それでもフットサル選手はボールテクニックだけが優れていてもダメなんだな、思わされるには十分な姿であった。

②「フットサルは格闘技」

そして私が感じたフットサルの真の姿の2つ目は「フットサルは格闘技」だということ。

あの狭いコート上に10人の選手がひしめき合っている時点で、サッカーと比べて接触プレーの場面が非常に多い。それ自体は試合映像などでも確認できないことではないが、その接触の「強度」というか「ガツガツ感」というか、思わず目をつむってしまいそうになるほど激しいぶつかり合いが多いのだ。

実際にこの試合でも名古屋オーシャンズのラファ(ブラジル)が相手選手との接触プレーで倒れ、体育館中に響くほど大きな「悲鳴」を上げてそのまま退場してしまった。

ラファが退場してしまったシーンだけでなく、試合を通して「華麗なテクニックで相手選手を翻弄する」ようなプレーはほぼ皆無。

一つ一つのプレーがほとんど接触プレーを伴う。それだけにそこで戦う選手たちが実に勇敢に思えた。

「フットサルの真の姿」を多くの人に感じてもらうために「プロレス化」が必要

冷静沈着なキャプテン シュライカー大阪5番アルトゥール選手

私が感じた、2つの「フットサルの真の姿」

「フットサルは駆け引きが連続するスポーツ」

「フットサルは格闘技」

これらは、私がコートの中にいるのも同然なアリーナ席で試合を見たことによって気がついたポイントでもある。

つまり、アリーナ席のような超近距離からでないと感じることの出来ない面白みでもあるのだ。

そこで「Fリーグプロレス化」が私の中で再熱してくるのだ。

私が今回感じることの出来たフットサルを構成している重要な「駆け引き要素」や「格闘技要素」。こうした要素を実況DJが補完することは出来ないか。

「ヴァルチーニョがレフリーにアピールしているぞぉ!!」とか

「これは痛そうだぁ!ラファも思わず悲鳴を上げてしまった!!」とか

試合を通して実況DJが会場を煽りまくる状況。

コートから遠い席で試合を見ている観客や、試合映像の視聴者にも「アリーナ席並み」の臨場感を感じてもらえる演出方法。

これを突き詰めていくと「プロレス的」なスタイルに近づけていくのが最もイメージしやすいと私は感じてしまうのだが、どうだろうか。

今回私が感じた「真のフットサルの姿」あれほどの面白さをアリーナ席の観客だけのものとしているのではあまりに勿体ない。

「Fリーグはプロレス化せよ」

改めて私はそう訴えたい。

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