仕事終わりに居酒屋でDAZN「フライデーナイトJリーグ」を堪能する文化

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2018シーズンのJ1リーグ開幕戦は、2月23日金曜日のナイターで開催された「サガン鳥栖対ヴィッセル神戸戦」で幕を開けた。

今シーズンから導入されたJ1リーグの金曜開催試合「フライデーナイトJリーグ(FRIDAY NIGHT J.LEAGUE)」は、莫大な放映権契約を結ぶDAZNの肝いりで導入され、週末開催の場合にスタジアムへ来場できない新たなファン層を獲得するという意味においても、非常に注目されるとともに、これまで週末の度にスタジアムへ通っていた熱心なJリーグファンの中には少なからず異論も存在するようだ。

https://twitter.com/SoccerKingJP/status/963965189358940161

今季の「フライデーナイトJリーグ」

平日のJリーグ開催については、これまでもスポットでの開催(カップ戦などとの日程との関係で)されたり、Jリーグ創設時には週2試合(土曜日と水曜日)に開催されていた時期もあったが、今回の取り組みのようにリーグの経営戦略の一環として金曜日のナイターをJリーグの時間として定着させようという試みは初めてで、それだけに求めるだけの成果が表れるかどうかについては、しっかりとした検証がなされるはずだ。

ちなみに現時点で今シーズン開催される「フライデーナイトJリーグ」は以下のカードだ。

第1節
2月23日(金)
鳥栖 20:00 神戸 [ベアスタ]

第2節
3月2日(金)
川崎F 19:00 湘南 [等々力]
C大阪 19:00 札幌 [金鳥スタ]
柏 19:30 横浜FM [三協F柏]

第5節
3月30日(金)
柏 19:30 神戸 [三協F柏]

第18節
7月27日(金)
FC東京 19:00 長崎 [味スタ]

第21節
8月10日(金)
G大阪 19:00 FC東京 [吹田S]

第24節
8月24日(金)
鹿島 19:00 磐田 [カシマ]※
川崎F 19:00 仙台 [等々力]※
C大阪 19:00 広島 [ヤンマー]※
柏 19:30 長崎 [三協F柏]※

第25節
8月31日(金)
長崎 vs 湘南 [トラスタ]

第26節
9月14日(金)
C大阪 vs 磐田 [金鳥スタ]
鹿島 vs 湘南 [カシマ]※
柏 vs 清水 [三協F柏]※
川崎F vs 札幌 [等々力]※

第27節
9月21日(金)
清水 vs G大阪 [アイスタ]

第29節
10月5日(金)
横浜FM vs 札幌 [日産ス]

第30節
10月19日(金)
柏 vs 名古屋 [三協F柏]

第31節
11月2日(金)
湘南 vs 清水 [BMWス]

※ACL出場クラブの結果次第で開催日変更の可能性あり

一定の成果を見せた初の「フライデーナイトJリーグ」

既に開催された開幕戦「サガン鳥栖対ヴィッセル神戸戦」については、歌手の倖田來未が試合前に君が代を斉唱し、K-POP歌手のジェジュンがハーフタイムにショーを行った。

こうした「フック」が準備されたこともあってか、観客動員に関してはベアスタでのホームゲームの平均入場者数を大きく上回り1万9633人もの観客が集まり、DAZNの視聴者数がサガン鳥栖の昨年度平均視聴者数のおよそ5倍に跳ね上がるなど、この夜行われた唯一の開幕カードであったことがかなり後押ししたのは間違いなのだろうが、かなりはっきりとした成果を出すことが出来たようだ。

DAZN視聴はスタジアムへと続く

私もこうした結果の中でもDAZNの視聴者数が大幅に増えたことについては、Jリーグにとって非常に喜ばしい事実として捉えられていると思う。

もちろんスタジアムを満員の観衆で埋める、そうした熱狂のスタジアムの様子が広く知れ渡ることこそがJリーグの将来を語る上で非常に重要な要素であることは疑いようのない事実でもあるが、その前段階としてDAZNでJリーグを視聴するという消費者行動が次のステップとしてスタジアムでの観戦という道に繋がっていると考えるからだ。

それでもJ1リーグにおいては、DAZNに限定されることなくあらゆる媒体で試合のハイライト映像などは見ることが出来るのでそれほどの実感はないかも知れないが、J2リーグ、J3リーグについては特に、2016シーズンまで放映権契約を結んでいたスカパー!でも試合の生中継は行われていなかった。

それだけに一般的にはJ3リーグの情報が「映像」として消費者へ届く機会はほぼ皆無で、私自身も2017シーズンになって初めてその光景をDAZNで確認することが出来たのだ。

結果としては、そこで見た光景、ガラガラのスタンド、真夏のデイゲーム、小さく響くサポーターのチャント、こうした目を疑うようなJ3の景色に愕然とし、実際にJ3をスタジアムで観るという行動につながっていったのだが、私のように「観客が少ない風景」を見て「スタジアムへ行かなくては」と思う人はそれほどいないにしても、「満員のスタンド」「熱狂に包まれたスタジアム」の姿は間違いなくそれまでスタジアムと縁遠い生活を送ってきた人々の背中を押す方に作用するだろう。

そうしてJ1のスタジアムへ初めて来た人が、そのままそのスタジアムへ通うことになっていくかもしれないし、J2へとその関心の幅が広がっていく可能性もある、そしてその中にはJ3にまで興味が広がって行く人だっていないとは限らない。

仕事終わりに同僚と居酒屋で「フライデーナイトJリーグ」を見る文化

https://twitter.com/J_League/status/965538585498632192

しかしそうなっていく為には最初のきっかけが必ず必要で、「フライデーナイトJリーグ」がその大きなきっかけのひとつとなっていくのは間違いないだろう。

地上波テレビ放送を中心とした既存メディアでJリーグが取り上げられる機会は、これから先もおそらく増えていくことはないだろう。それは何もプロ野球や他のスポーツ中継への偏重が存在するからではなく、スポーツ中継というもの自体が徐々にその発信媒体を変えて行っていることの現われでもあるのだ。

今シーズンからセ・パ両リーグの試合もDAZNで全試合中継される(読売ジャイアンツ主催試合をのぞいて)

こうしたスポーツの露出媒体の変化の波にうまく乗ることが出来なければJリーグの未来は暗い。

「スタジアムへサッカーを観に行く文化」のハードルが高ければ、仕事終わりの同僚と、あるいは仲間同士で、家族で、Jリーグの中継試合を視聴する文化に挑戦してみるのもいいだろう。

友人の家で、自宅で、場合によっては居酒屋の一角で、PC1台あれば視聴することが出来るネット中継の利便性をフルに活用し、多くの人がJリーグと触れる機会を作っていく。

それこそが、未来のJリーグにつながっていくファン・サポーターの正しい行動規範であるように思う。

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2017年9月から、私が開設しているブログがあります。

ブログタイトルは「ラーテル46.net」

こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。

よろしければ、「ラーテル46.net」も併せてお楽しみください。

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