1月31日に行われたプレーオフに柏レイソルが勝利したことで、2018シーズンのACLにもJリーグ勢が4チーム参戦出来ることになった。
例年同様、今年もJ1リーグ開幕前にそのグループステージがスタートするACL。昨シーズンは浦和レッズがJリーグ勢としては9年ぶりに優勝を果たし、レッズが勝ち進むにつれ大会への注目度も増していった印象がある。
ACLで苦戦するJリーグ勢
しかし、昨年レッズが優勝するまでの長い期間、Jリーグ勢はこのACL攻略に非常に苦労してきた。特にリーグ開幕前からスタートするグループリーグの序盤は、まだまだ厳しい寒さが厳しい環境の中、始動して間もないチームのコンディションも決して良い時期とは言えず、グループステージを突破出来ないチームが毎回出てきている。
今年ACLに挑戦するチーム(川崎、鹿島、C大阪、柏)はどこも、昨シーズンのJリーグや天皇杯でその実力を見せつけてきたチームばかりだが、彼らにとってはグループステージこそがまさに鬼門と言えるかも知れない。
「爆買い」中国クラブの台頭
アーセナルと遂に契約延長のエジルに実は中国の手。今冬、広州恒大が巨額オファーも失敗https://t.co/DV4TKlznQz#Gunners #広州恒大
— FOOTBALL TRIBE JAPAN (@FootballTribeJP) February 1, 2018
そして、Jリーグ勢の低迷と入れ替わるようにして台頭してきたのが、韓国クラブ勢と広州恒大をはじめとした中国クラブ勢だ。この中でも中国クラブ勢については、常識外れな資金力による「爆買い」で数々のスター選手や名監督を獲得するスタイルが一気に強まり、瞬く間にアジアにおけるクラブチームの勢力図を変えてしまった。
代表チーム同士の戦いでは日本代表に分があっても、広州恒大にはJリーグクラブはなかなか勝つことが出来ない。かつてはイージーな相手であった中国クラブが現在ではJリーグ勢の前に大きく立ちはだかっているのだ。
今大会も中国スーパーリーグからは4チーム(広州恒大、上海上港、上海申花、天津権健)が参戦。Jリーグ勢にとってグループステージで対戦する中国クラブ勢との戦いが非常に大きなポイントになる。
それでは、今大会に参戦する中国クラブ勢にどんなスター選手が所属しているのか、ビッグネームと言える外国人選手だけまとめてみよう。
ACL2018 中国クラブに所属するビッグネーム
ACL東地区POが終了…モデスト&パト先発・天津権健、昨季ベスト4上海上港など本戦へ https://t.co/NB4QaC5BE9 #gekisaka pic.twitter.com/jzQmDTvNgQ
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広州恒大(2017年中国スーパーリーグ優勝)
- ジャクソン・マルチネス(コロンビア)
上海上港(2017年中国スーパーリーグ2位)
- オスカル(ブラジル)
- エウケソン(ブラジル)
- フッキ(ブラジル)
- リカルド・カルバーリョ(ポルトガル)
天津権健(2017年中国スーパーリーグ3位)
- アレシャンドレ・パト(ブラジル)
- アクセル・ヴィツェル(ベルギー)
- アントニー・モデスト(フランス)
上海申花(2017年中国FAカップ優勝)
- オバフェミ・マルティンス(ナイジェリア)
- フレディ・グアリン(コロンビア)
- カルロス・テベス(アルゼンチン)※2018年1月6日に契約解除を発表
こうして並べて見ると、あの広州恒大にかつての迫力が感じられないように見えるが、これは広州恒大のチーム編成方針が大きく変わったことを意味し、中国人プレイヤーの育成にシフトしていっていることの現われで、中国スーパーリーグが2017年に外国人選手枠が削減されてもなお「爆買い」される選手たちがより少数精鋭化しているようにも感じられる顔触れだ。
ただこうしたスター選手がACLという大会を通じて、日本国内で真剣勝負する姿が見られるのも事実。ここは参戦するJクラブのサポーターのみならず、サッカーファンであれば是非ともスタジアムでその姿を見たいところ。
最後にACL2018に参戦するJクラブ勢のグループステージ、ホームゲーム日程について案内していきたい。
ACL2018 Jリーグ勢 グループステージ ホームゲーム日程
ブログ更新: 【ACL2018】グループリーグ入り32チームが確定 東アジアは日本・中国・韓国が4チームずつに https://t.co/w03vJt9amA pic.twitter.com/ZaLg6gU5XW
— ドメサカブログの中の人 (@domesoccer) January 30, 2018
川崎フロンターレ(2017年Jリーグ優勝)
2月13日(火)対上海上港 19:00キックオフ(等々力)
3月7日(水) 対メルボルン・ビクトリー 19:00キックオフ(等々力)
4月18日(水)対蔚山現代 19:00キックオフ(等々力)
鹿島アントラーズ(2017年Jリーグ2位)
2月14日(水) 対上海申花 19:00キックオフ(カシマ)
3月13日(火) 対シドニーFC 19:00キックオフ(カシマ)
4月17日(火) 対水原三星 19:00キックオフ(カシマ)
セレッソ大阪(2017年Jリーグ3位、2017年度天皇杯優勝)
2月21日(水) 対広州恒大 19:00キックオフ(ヤンマー)
3月14日(水) 対ブリーラムFC 19:00キックオフ(ヤンマー)
4月3日(火) 対済州 19:00キックオフ(ヤンマー)
柏レイソル(2017年Jリーグ4位)
2月20日(火) 対天津権健 19:30キックオフ(日立台)
3月6日(火) 対傑志 19:30キックオフ(日立台)
4月4日(水) 対全北現代 19:30キックオフ(日立台)
全てのチームがホームゲームの初戦で中国クラブ勢と対戦するスケジュールとなっているので、この試合の結果がその後に続く試合に与える影響は非常に大きいだろう。
ACLのグループステージは全試合ミッドウィークに開催される為、その観客動員についてはどのクラブも毎年苦心しているようだが、こうして「爆買い」中国クラブの試合を生観戦出来る機会もなかなかあるものではない。3月6日に柏レイソルが対戦する香港の傑志には最近になってあのディエゴ・フォルランも加入した。彼のプレーを見られるだけでもスタジアムへ行く価値は十分にあるだろう。
たまには仕事を少し早めに切り上げて、ACLの試合を観戦しにスタジアムへ行って見るのも悪くないではないだろうか。
パトやオスカルの芸術的なプレーを見ることが出来るかも知れない。
よろしければこちらも!

日頃あまり人の目に触れることの多くない下位カテゴリーの試合画像を中心に、私が試合会場などで撮影した画像をまとめたPHOTO GALLERYです。

私が撮影したJ.LEAGUEのフォトギャラリーです。基本的にJ2リーグ、J3リーグのみをまとめてあります。

首都圏、関東圏を中心にJリーグから都県リーグまでの試合日程を記したカレンダーを作成しました。是非とも現地観戦のご参考に!

2017年9月から、私が開設しているブログがあります。
ブログタイトルは「ラーテル46.net」
こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。