所属選手との契約年数を公開しないJリーグ 「そこに夢はあるのかい?」

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選手たちの「来季の身の振り方」が頻繁に発表されるようになると、Jリーグがシーズンオフに入ったことを実感する。

シーズンを通してほとんど出場機会のなかったような選手たちは「契約満了」が発表され、逆に著しい活躍を見せた選手たちには「移籍話」が華を咲かせる。期限付き移籍(レンタル移籍)していた選手についても、来季を「持ち主」クラブで迎えるのか、「預け先」クラブで引き続きプレーするのか、あらゆる情報が錯綜する。

選手の契約年数を公開しないJリーグ

サッカー選手は個人事業主であるとも言える。

選手がクラブの「所有物」として扱われていた時代は既に過去のものとなった。Jリーグでも2009シーズン以降は「ボスマンルール」が事実上適用され、契約期間を残していない選手は、原則移籍金0円で他のクラブに活躍の場を移すことが可能になった。(若い選手の場合は育成費が元の所属クラブに支払われるが、これを移籍金=違約金と同列に語るのはナンセンスだ)

しかしながら、こうした時代の流れに日本サッカー界は上手く乗り切れていないようにも感じる。

Jリーグは選手の契約年数や年俸を原則的に公開していない。

年俸だけについていえば、シーズン開幕時にメディア各社が発行する選手名鑑などに「推定額」が掲載されていることも多いが、契約年数にまで触れているものは皆無だ。

つまりJリーグクラブのファン・サポーターは、自分が応援している選手たちがクラブとの間で何年契約をしているのかを知らない。こうした背景があることで「移籍」してしまった選手が悪者に仕立て上げられてしまっている風潮が生まれやすい。仮にその選手が「契約期間」を残していて、それに応じた移籍金(=違約金)という形で、巣立つクラブにお金を置いていってもである。

クラブと選手の契約内容は「クラブの将来性」を計る指標

Jリーガーの場合は「複数年契約」を結んでいる選手が稀なのかも知れないが、選手それぞれがクラブとどういった契約を結んでいるのか、そうした情報をファンやサポーターが知っていれば、チームや選手への期待がより「具体的」なものとなっていくのではないだろうか。

クラブと選手との間の契約内容についての情報は、同時にそのクラブやチームの「将来性」を測る指標にもなり得る。

例えば、どんなに実績があって飛びぬけた活躍を見せている選手であっても、彼がクラブと「1年契約」を結んでいる場合は、来季どこか他のクラブへ移籍してしまう可能性が非常に高いという風に予見出来る。逆に実績はないものの成長過程にある若い選手がクラブと「3年契約」を結んでいるとすれば、彼が2年以内に大きく花開けば、場合によっては移籍金=違約金を残して、より高いレベルのクラブ、あるいは海外クラブへとステップアップしていくかも知れないというような見方も出来るようになるだろう。

しっかりと「選手の価値に見合った契約」がされているのか?

選手の移籍金=違約金は、クラブ経営の上でも大きな財源の1つであり「価値の認められている選手」と「価値に見合った契約」を出来ているのかについては、クラブのスポンサーだけでなく、ファン・サポーターにも情報公開することで「監視」された状況に置けば、クラブ経営面においてもJリーグは次なるフェーズに進むことが出来るように思う。

日本のプロ野球では選手の契約更改時に、その推定年俸と契約年数が公開されるのが慣例となっている。欧州サッカーのトップリーグも勿論同様である。

サッカーファンの多くは「世界」が常にその視野に入っている。しかしながら、自分たちが信じて応援する愛すべき選手が、ある日突然にしてヨーロッパに行ってしまうのであれば、それを納得するためにも「情報」は必要なのだ。

もろ手を挙げてJリーガーの「海外移籍」を喜ぶ時代も終わりつつある。

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2017年9月から、私が開設しているブログがあります。

ブログタイトルは「ラーテル46.net」

こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。

まだ始めたばかりのブログではありますが、頻繁に更新していますので、よろしければ、「ラーテル46.net」も併せてお楽しみください。

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