DAZNからの要請「Jリーグ金曜日開催」に未来はあるのか

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Jリーグが今季からの放映権スポンサーDAZNから、来季シーズンより各節1試合程度のリーグ戦金曜開催試合を要請されていたことが分かった。

10年で2100億円という巨額の契約を結んだスポンサーの意向だけに、Jリーグ側もこの要請に沿ったリーグ日程を組まざるを得ないのであろう。

放映権だけを取ってもJリーグの10倍以上の商品価値があるプレミアリーグなどでは、リーグ戦の平日開催は既に常態化している。ブンデスリーガやリーガエスパニョールについては、現在はまだリーグ戦が週末に行われるのが基本とはなっているものの、早晩平日開催の試合も増えていくのであろう。

DAZNの狙いは?

試合開催日をずらし視聴数を増加させる

DAZNが今回、こうした要請をJリーグ側に申し入れた理由としては、リーグ戦の開催時間を分散させ、ネット視聴者を増加させることが大きな目的とされている。(アクセス集中を回避しサーバーの負担を軽減するという目的も少なからずあろうが)

こうした流れは、今シーズンのJリーグでも各試合の開始時間をスライドさせることなどにも見ることが出来る。

キックオフが1時間ずれているだけでも、その視聴動向には大きく影響を及ぼしているのであろう。

1試合だけでも、金曜日の夜にリーグ戦が行われていれば、日常的にJリーグを視聴しているファン層以外の視聴者獲得も大いに期待できるかも知れない。そうした効果を考えた時、私はJリーグの平日開催に概ね賛成である。

「金曜開催」はJリーグファンの裾野を広げる

私はJリーグの持つ潜在的ポテンシャルは相当高いと信じている。しかしながら現状では、その魅力は十分に認知されているとは言い難い。

一般的な見方とすれば、サッカーといえば「日本代表」であり、サッカーの試合といえば「W杯」なのである。

Jリーグだけの人気はといえば、プロ野球の後塵を拝していると言わざるを得ないであろう。

こういう傾向からも、サッカーとは所詮「臨時=日本代表」的にしか注目されていないスポーツなのだ。

しかし、今後の日本サッカー界の発展を考える上で、「臨時」ではなく「日常的」に楽しめるコンテンツでもあるJリーグにこそ、それを成し遂げる大きなカギが存在する。Jリーグにより多くの人々が集まってくる、集まってきやすくなる。そうした視点で「金曜開催」を私は捉えている。

Jリーグファンにとっては生活が変わるほどの大ごと

ただし、その一方でこれまでのJリーグを下支えしてきたコアなファン層にとっては「金曜日の夜では試合を見られない」という思いも強いだろう。

週末に試合が行われているからこそ、毎週のように贔屓チームの試合を視聴することが出来ていた、あるいはスタジアムへ行くことが出来ていた。そうしたファンの心情もないがしろにしてはならない。

彼らにとってJリーグを見る生活こそが既に日常であり、例えそれが長いシーズンの中で数回であろうとも、これまでの生活リズムとは違う曜日に試合が開催されてしまうことが、Jリーグへの強い思いを削いでしまいかねない。場合によっては「年間チケット」の販売にも影響が出てしまうかも知れない。

そして、思うように集客ができないガラガラのスタジアムよりは、一杯になったスタジアムで行われている試合の方が、ビジュアル的にも魅力があるように映るだろう。

未来志向の取り組みへとつなげて欲しい

こうして書いてみると、「Jリーグ金曜開催」は決して単純な問題でないことが分かってくる。

いわば、この試みは「Jリーグの将来を左右する」そんな大変革の始まりなのかも知れない。

これまでJリーグを支えてきたファン層に対してある種の「痛み」を与えながら、新たなファン層の獲得に向かう。これを進めるうえで、Jリーグ側にはクラブ側に対して十分な支援をするべきだ。

「これまで」のファンも「これから」のファンも、Jリーグがあらゆるファンに対して「大切」で「魅力的」な存在へと発展していけるように、「金曜開催」が未来志向の取り組みにつながっていくことを大いに期待したい。

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こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。

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