《浦和ACL決勝チケット転売問題》 転売屋はこうすればいなくなる!

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浦和レッズがACL決勝第2戦「対アルヒラル戦」チケットがインターネット上で高額転売されている実情をうけ、訴訟を含めた法的措置を検討していることを公式サイトで発表した。

1枚10万円以上もの値がついている転売チケットの多くは、一部のクラブ会員が先行販売で大量に購入されたものともされ、まずは販売方法の見直し措置として、購入枚数制限に加えて購入回数についても制限をかけることも同時に発表された。

日本サッカー界においては、このチケット転売問題がスタジアムへ足を運ぼうとする人たちに対し常に浮上してくる問題とはなっていない。

チケットの転売がされるのは限られた試合、日本代表のW杯予選、天皇杯などカップ戦の決勝戦くらいであろう。日頃行われているJリーグの試合などはむしろチケットが売り切れることの方が稀で、こうした高額チケット転売を行おうとする人間のターゲットにすらなり得ていない。

それだけに、今回のように「浦和レッズにとって10年ぶりの快挙」になり得るACL決勝がその標的になったのは必然であったのであろう。

「転売屋」の摘発は難しい

はじめに触れておきたいのは、インターネット上でのチケット転売に違法性を認めることは非常に困難なことであるということだ。

そもそも、チケットの転売とはイベント当日に会場周辺で暗躍した「ダフ屋」の独壇場であり、ダフ屋が得た売り上げは暴力団の資金源にもつながっているということは言わば公然の事実でもあった。

その為、現法ではこうした「ダフ屋」摘発が目的となっており、インターネット上に存在する「転売屋」の摘発が難しい。

また「転売屋」の多くは、組織・企業などではなく完全に個人によるものとも言われている。

誤解を承知で言えば、それまで限られた人間たちが行ってきた「商売」に素人がどんどん参入している状況なのだ。

そこに「重要」があるからこそ成立している

しかし一方でこうしたインターネット上でのチケット高額転売は「買い手」がつくことで成立していることを忘れてはいけない。

「浦和レッズがACLを獲る姿を見られるのであれば、10万円など惜しくない」

そういう人も存在するのだ。

言ってみればそこで「需要」があるからこそ、商売として成り立っているだけのことだ。

ただ、そうした実情が「チケット高額転売」の温床を作る大きな要素となっていたとしても、一般的なファン層の心情を考えれば、主催側であるクラブも何らかの手を打つべきであろう。

最大の問題は「転売屋」が「主催側」の利益を食うこと

試合チケットがプラチナ化しても主催クラブに利益はない

こうした「チケット高額転売」において、最も大きな問題は「そこで発生した多額の売り上げが主催側の収益につながらない」ことであると私は考えている。

いくらその試合のチケットが「プラチナ化」し、通常の10倍以上の金額で売り買いされていても、試合を主催するクラブにはその試合の価値に見合った収入が確保されない。

これはプロスポーツの興行としてはその存在意義すらも揺らがしかねない大問題である。

同じサッカーを同じ会場で見るにしても、「スタジアムへ行ってまでも見たい」と思う人が多い試合ほど、その価値は高くなるはずだ。

つまり、今回浦和レッズが直面した「チケット高額転売」問題の大元は、主催側によるチケットの値付け自体にあるとも言えるのではなかろうか。

転売屋にとってACLチケットは投資リスクが低い優良商品

「転売屋」にしてみれば、投資リスクが極めて低いチケット価格なのであろう。

チケット購入時に1人の人間が購入できる枚数や回数を制限することで、一時的にはこうした「転売屋」の拡大を抑制する効果は見られるだろう。

しかし、そうした人間は仕組みを少し変えたところで、必ずやそれを回避する方法を見つけるだろう。彼らの目的は「自分が転売する価格より安値でチケットを入手する」ことであり、その目的を果たすための手段はなんでもいいのだ。ヤフオクやチケットキャンプがどう対策を打とうとも、その網は必ず破られるはずだ。

また、こうした「転売防止」対策の行き過ぎが、本来の「急遽行けなくなった」というチケット保持者が適正にチケットを譲渡しにくくする状態を生みだし、新たなチケット問題として浮上しかねない。(音楽業界ではこうした状況が散見されるようになっている)

その試合の価値をチケット価格に反映させるべき

であれば、この問題を根本から解決する方法は、「転売屋」が転売する価値を見いだせない、投資リスクが高すぎて手が出せない、そういったその試合に見合った価値をチケット価格に反映させることに他ならないのではないだろうか。

もちろん、だからといって私はサッカー試合のチケットが現在よりも高騰していくことは全く歓迎していない。あまりに高額になってしまえば、今のように頻繁にサッカー観戦することは叶わなくなってしまう。

しかし、誰もが現場で見たいと思うようなビッグマッチのチケットが高額なのであれば、それはそれとして受け入れるだろう。

浦和レッズがACLを10年ぶりに獲得する姿を現地で見ることは、世界中で僅か6万人にしか許されていないのだ。

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