浦和レッズACL決勝 地上波生中継なし! 日テレ批難の声とファンの主体性

コラム
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ACL決勝戦「浦和レッズVSアル・ヒラル」の地上波録画放送を決定した日本テレビに対して批難の声が沸き上がっている。

Jリーグ勢としては、2008年大会のガンバ大阪以来9年ぶりの決勝進出を果たした浦和レッズが優勝すれば、クラブとしては2007年大会に続いて10年ぶり2回目。Jリーグ勢としても9年ぶりの快挙となる。

アジアのクラブチャンピオンを決定するこの大会は、12月に行われるFIFAクラブワールドカップにアジア王者として出場する権利が与えられ、2007年大会ではガンバ大阪、2008年大会では浦和レッズが、当時の欧州王者ACミラン、マンチェスターU.と激闘を演じたこともあり、Jリーグクラブにとって「世界と戦う登竜門」としての価値が見いだされ、サッカーファンの間でもその注目度は年々増してきている。

 

ACL決勝戦 CSかBSでしか生中継が見られない!

今季のACL放映権を獲得している日本テレビは、グループリーグ、決勝トーナメントを「日テレジータス」「日テレNEWS24」で行ってきており、準決勝については「BS日テレ」で放送したものの、基本的にはその放送のメインはCSであった。

浦和レッズが見事決勝へ進出したことを受け、決勝戦がどのような形で放送されるのかに注目が集まっていたが、1stレグ、2ndレグの2戦とも生中継放送については「日テレジータス」と「BS日テレ」のみで、地上波での放送は深夜帯の録画となることが発表された。

https://twitter.com/ntv_football/status/925209460817010689

 

浦和レッズファン・サポーターが今季ACLにかける強い思い

この決定を受け、浦和レッズファン・サポーターを中心に日本テレビに対する批難の声が巻き起こることとなった。

今季の浦和レッズはリーグ戦の苦しい戦いの中で、長くクラブのカリスマとしてチームを指揮してきたペトロビッチ監督を成績不振により7月末に解任。リーグ中盤からは優勝争いはおろか、来季のACL出場権を得られる上位争いからも早々に離脱。

カップ戦においても、優勝クラブにACL出場権が与えられる天皇杯では準々決勝で敗退。Jリーグカップ(ルヴァン杯)も準々決勝敗退しており、今シーズン唯一獲得できるタイトルとして並々ならぬ情熱でACL王者への道を歩んできた。

当然ながら浦和レッズファン・サポーターも、こうしたチーム状況を十分理解したうえで、何としてでも今季のACLタイトルを獲得するという強い意志のもと、多くの努力をはらってきたのであろう。

 

クラブ・選手・ファンが一体となった大会への取り組み姿勢

基本的に平日ナイターで開催されるACLにおいては、その集客が大きな課題となっているが、グループリーグから決勝トーナメント、準々決勝、準決勝と浦和レッズが勝ち進んでいくごとに、地道な試合開催の告知活動、SNSなどでの呼びかけ、そうした血汗にまみれた努力をクラブ、選手、サポーターの垣根なく行ってきた事実が、確実にチームを鼓舞させるとともに、今大会を大いに盛り上げている要因と言えるだろう。

そうした大会の盛り上がりが、ホーム埼玉スタジアムで行われる決勝戦2ndレグのチケット高額転売などにもつながってしまっているが、それだけ注目度の高い一戦となるまでに話題性を高めてきたのは、浦和レッズは勿論、それを支える多くのファン・サポーターによる部分が大きい。

今回の「決勝戦地上波録画放送決定」を決めた日本テレビに対しての批難の声は、こうした浦和レッズファン・サポーターのこの大会にかける強い思いを汲み取ってもらえなかった結果として捉えられた向きもあったのではなかろうか。

 

もはやサッカーファンは「用意された」ものでは満足できない

土曜日のゴールデンタイムであることで、今後日本テレビが急遽、試合の地上波生中継を英断するとは考えにくいが、Jリーグのいちクラブが行う試合の放送に対して、これだけの反応が沸き起こっていることが、日本サッカー界が今後ファンの裾野を広げていく上での放送メディア活用法のひとつの方向性を見いだすきっかけには十分なり得るであろう。

「日本代表」の試合であれば、例えそれがほとんど意味のない親善試合であっても必ず地上波での生放送をされるのが慣例となってきている中、注目コンテンツを「用意してあたえる」という姿勢から「社会から吸い上げる」姿勢へ。

Jリーグ創設からおよそ四半世紀。

サッカーファンが主体性のある「サッカーの楽しみ方」を追求していく流れは、今後もどんどん加速していくだろう。

 

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2017年9月から、私が開設しているブログがあります。

ブログタイトルは「ラーテル46.net」

こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。

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