日本で一番人々の生活に浸透しているスポーツはやっぱり相撲だと思いませんか?
大相撲は毎場所、幕下の取り組みから全部国営放送で生中継されますし、街でお相撲さんとすれ違ったら「あ!お相撲さんだ!」となりますよね。これがJリーガーだとそうはいきません。ユニフォーム姿でなければ、街の人々はその男がプロサッカー選手であることに気がつかないでしょう。
お相撲さんを見るといつもワクテカ♪びんづけ油の香りが好きです♪ pic.twitter.com/p7S6cnAkvZ
— かっち♪ (@happymomo0505) October 3, 2017
プロ野球の外国人助っ人でギリギリです。「あ!あの外人、プロレスの・・・違うか」くらいにはなります。
そして、何といっても相撲の浸透具合を知らしめているのが相撲用語です。半ば常用単語として使われている言葉も多いです。
「お前、もろ出しになってるぞ!」
「もろ出し」これは相撲用語です。
【もろ出し】相撲の取組中に廻しの前袋が外れて局部が露になること。
これ、街中でやったら警察に捕まりますが、相撲でも即座に反則負けです。
「もろ出し」=「反則負け」
街中で「もろ出し」するのは反則です。意図的であろうとなかろうと、反則です。捕まります。
ただ、
「あいつ街中でち〇こ露出させて捕まったらしいぜ」
より
「あいつ街中でもろ出しして捕まったらしぜ」
の方が、ちょっとだけ風流な感じしませんか?
「粋」とまではいいませんが「風情」がありますよね、温かいっていうか。
https://twitter.com/smap_chihaya/status/915504013541466112
もしかしたら、この辺にも相撲が人々の生活に入り込んでいる理由があるんじゃないか。
関わっているだけで少しこころが豊かになって温かい気持ちになれる。そんな魅力があるんじゃないか。
サッカーでもちょっとやってみましょう。
サッカーの常用句を相撲用語で表現してみるテスト
「バックスタンド側向かって右に攻めるのが柏レイソル」→「向正面右に攻めるのが柏レイソル」
これ、普通に聞き流せちゃえますね。しかも、かなり言葉自体が短くなってる。どうでしょう?向正面の松木さん?
「あの形は練習通りだったんで」→「あの形は稽古通りだったんで」
一気に「修行」感が強くなっている気がする!シュート稽古、パス稽古、ドリブル稽古。
中村航輔選手あたりが言ったらカッコいいですね。
何だか、礼儀正しい子どもが育ってきそうです。
柏レイソルがファン感でGK中村航輔の将棋イベント実施 「将棋ウォーズ」2級の腕前[まとめ] https://t.co/0q9iFJgTXY pic.twitter.com/oNAJRrxCRj
— デジサカ⚽️ (@digital_soccer) July 7, 2017
「1-1のままハーフタイムにはいります」→「相星のまま中入りです」
実況アナウンサーがサラッとこれを言ったら、分かんないかもしれない!
ただ「松木さん、日本代表中入り後はどのようなことに気をつけたらいいでしょうか?」と続いた時点で、「中入り?」となりますな。
「今回の遠征では専門のシェフが帯同し」→「今回の遠征ではちゃんこ番が帯同し」
ちゃんこ番が帯同すると、食事は座敷で食べそうな感じがする!
それが例え、中東であってもロシアであっても、座敷に長テーブルで「いただきます!」の合図とともに食事が開始されそう。
ちゃんこ番 pic.twitter.com/VXbxixeiUa
— 安井彩人:霧津羽左彩豊 (@331Ayato) August 5, 2017
「あの選手はオシム監督時代にジェフでプレーし・・」→「あの選手はオシム一門だ」
かなり短縮されますね。「一門」の一言がもつ意味深さ。回りくどい説明がなくていいやね!
羽生選手はオシム一門 う~んイイ。
「J1リーグ第10節」→「本場所10日目」
意味としては通じますが「その言い方は相撲だろ」とNHKには電話がガンガン入ってしまうかも。
「栃木SCがJ3で優勝しそうだ」→「栃木SCが幕下優勝しそうだ」
完全に相撲に置き換わっていますが、それがどれくらい凄いことなのかについては、「J3」より「幕下」の方が伝わりやすいかも。
「三浦知良選手はKAZUと呼ばれている」→「三浦知良選手の四股名はKAZUです」
エドソン・アランテス・ド・ナシメント 四股名「ペレ」
アルトゥール・アントゥネス・コインブラ 四股名「ジーコ」
「KAZUこと三浦知良」よりニュアンスとしては、いいですよね。四股名
https://twitter.com/SoccerKingJP/status/893291256339714048
「あの選手は今期からトップチームに昇格してきた」→「あの選手は今年新弟子検査に合格してきた」
まず、新弟子っていうなら「選手」じゃなくて「力士」って言わなくてはいけないですね。
そしてそもそも誰の弟子なのか。師匠は監督なのか?
新弟子検査合格できるわ pic.twitter.com/AG2QWNzdPd
— ヨコチ♂ (@Yokochinchi) June 29, 2017
「日本サッカーミュージアム」→「日本相撲博物館」
前者は文京区本郷にあり、後者は墨田区国技館内にあります。
言い換える必要なし!
#歴史 相撲博物館 https://t.co/VgIoIqa2dA pic.twitter.com/cPLo6stlwH
— #スピーチ バズウォール (@BuzzWall_Speech) March 30, 2017
全体的に、やっぱり「風情」でますね~。
「稽古」「中入り」「一門」あたりは、「練習」「ハーフタイム」「〇〇出身」とかより、言葉としての「力」感じます。
「サッカーの稽古してくる~!」
いやあ、イイ!
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2017年9月から、私が開設しているブログがあります。
ブログタイトルは「ラーテル46.net」
こちらのブログでは主に、私が最近妙に熱心に応援し始めた「柏レイソル」についての内容を多く記事にしています。
まだ始めたばかりのブログではありますが、毎日更新していますので、よろしければ、「ラーテル46.net」も併せてお楽しみください。