ティーグラウンドから思いっきりサッカーボールを蹴っ飛ばしてみたい。これは一度でもサッカーボールを蹴ったことのある人間であれば、誰もがこの壮大なマナー違反を想像したことがあるでしょう。
ゴルフの腕はからっきしの私などは、ティーグラウンドだけでなくコースの途中で何度もくじけ、「くそぉこれがサッカーボールを蹴っ飛ばす競技であれば、もう少しマシなスコアで回れるのに」とその度に思っている。
ゴルフの腕前が社会的関係性に与える影響もヘタクソな私にとっては少なからずあるように感じてしまう。せめてラウンドで100を切るくらいのレベルにあれば、仕事の能力なんて少々難があってもそこそこの地位まで昇りつめられたのではないか。
そんなお悩みを持っている諸兄に朗報です。
フットゴルフという競技をご存知だろうか。
その名があらわす通り、「足をつかったゴルフ」なんである。
五輪種目を目指すフットゴルフ
「そんなの広い芝生の公園とかで遊びでやるヤツでしょ」とお思いの方もいるでしょうが、これがヨーロッパを発祥とした本格的な競技として、2024年五輪正式種目採用を目指していると聞けば驚くのではないだろうか。
サッカー経験者、ゴルフ下手人間、にとって、これほどまでにワクワクする気持ちを抱かせる競技があっただろうか。
少なくとも私はワクワクしている。これで長年の屈辱を晴らせるかも知れない。
昨今のゴルフ人口の減少問題は日本国内だけの問題ではなく、アメリカでもここ10年の間で約700か所のゴルフコースが閉鎖に追い込まれているそうだ。そうした社会的背景を受け、フットゴルフ可能なゴルフコースが国内にもどんどん増えている。
2014年には「日本フットゴルフ協会」も設立され、2016年にはJFGAツアーという国内ツアー大会も創設された。
国内でフットゴルフが出来るゴルフ場
全米プロゴルフ協会も「フットゴルフはゴルフ自体の成長も促しえる存在」とフットゴルフ推進に賛同の意思を示し、ゴルフ場経営者もフットゴルフを概ね歓迎する流れがあるそう。
ちなみに現在日本国内でフットゴルフの常設コースが存在するゴルフ場は
- アイランドゴルフリゾート三田SOUTHコース(兵庫県)
- 富士の杜ゴルフクラブ(静岡県)
- TBC太陽クラブ(栃木県)
- キャメルゴルフリゾート(千葉県)
- レッズランド(埼玉県)
など、まだまだ数えるほどしかないものの、今後の普及スピードによっては一気にフットゴルフ常設コースを持つゴルフ場は増加していくのではないだろうか。あと10年もすれば、ゴルフ場にゴルフバッグを持っていく派と、ボールケース持っていく派が共存する時代になるのかもしれない。
フットゴルフのルールはゴルフそのも
https://twitter.com/SoccerKingJP/status/923717136907776001
フットゴルフはそのルールも非常にシンプル。
基本的にボールがサッカーボールになり、クラブが足になったと考えれば問題ない。
ゴルフのルールと同じように18ホールを回ってそのスコアを競うという要素も全く同じ。
唯一の違いはグリーンを使わないという点か。やはりグリーン上ではさすがにボールを蹴らせてはくれないようだ。ただ、このルールも「ゴルフコース→フットゴルフコース」という過渡期だからこそ出てくる問題で、新設されるフットゴルフコースにはそもそもグリーン自体が存在しないのだろう。
プレーする時の服装はポロシャツ、ハーフパンツ、ストッキング、というスタイルが多いようだ。見るかぎりロングパンツを履いているプレイヤーはいない。また、サッカースパイクではなく、トレーニングシューズのような靴を履いている。まさにゴルフとサッカーの中間にあるようなファッションだ。
ティーグラウンドでサッカーボールを小脇に抱え、打順を待っているプレイヤーの姿がやや微笑ましい。
サッカーはハードで危険、フットサルも運動量が多すぎてキツい。そんな「ボールを蹴りたい人間」にとっての第3の選択肢として、このフットゴルフが普及していくと楽しそう。
そうは思いませんか。
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